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日本のこれまでの担保主義が、バブルの時代には裏目に出ました。土地さえあれば、いくらでも貸すという金融機関が続出し、おカネを貸すから株や土地を買ったらどうかと勧めてまわった銀行までありました。そうした風潮が強まるなかで、融資先の信用度や返済能力をチェックしていた銀行の審査部は形骸化し、融資節度も薄れていきました。担保主義に偏った日本とは対照的に、アメリカでは格付け制度が基本になっています。第三者の格付け機関が、資本市場で資金を調達する企業を、信用度や収益力などに応じていくつかの段階に分けて評価し、ランクが高ければそれだけ有利な条件(金利)でおカネを調達できる仕組みです。日本にも日本公社債研究所など格付け機関がいくつかおりますが、銀行と企業の株式の持ち合いや、メインバンク住力銀行)制度を背景に、証券会社より銀行、直接金融より間接金融が長く優勢だったため、格付け制度の発達が遅れ、担保主義のマイナス面が強まる結果になりました。